自転車に乗ることは、足の運動だけではありません。少し長く乗ることで、身体の余分な脂肪を落とす、有酸素運動になるのです。しかも、身体の重みが足に直接かからず、ヒザへの負担が少ないので、体重が重い人や基礎体力がない人、運動が苦手な人にとっては、ウォーキングやジョギングよりも断然安心といえます。下半身ばかりでなく、腕や背中、お腹のトレーニングにもなるので、全身がキリッと引き締まるという嬉しい効果も期待できます。 あなたが日ごろ使っている買い物や通勤・通学自転車でも乗り方次第で、その効果はさらにアップ。さあ、このコーナーを読んで、あなたの自転車を、走るフィットネスクラブにしましょう。 ※有酸素運動とは… 無酸素運動が呼吸なしで、筋肉活動のエネルギーにブドウ糖だけを使うのに対し、有酸素運動は、呼吸しながらブドウ糖(脂肪も!)と酸素を使う運動です。よって、次のような効果があります。 ・細胞内の酸素を利用する酵素が増えます。 ・毛細血管の活性と発達を促します。 ・肺が元気になり、酸素を多く取り込めるようになります。 ・血管がしなやかになり血流がよくなるなど、呼吸循環系が発達し、同時に体脂肪も減るので、生活習慣病や運動不足の予防・改善につながります。 |